失った歯もインプラントで機能を回復できるケースがあります。
インプラントとは歯のないところに人工歯根を埋め込んで、その上に冠などをかぶせる治療です。インプラント本体の材質はチタンという金属です。チタンは生体親和性がよく、人の骨と一体化して強固に結合する性質があります。従ってヒトの顎骨内にインプラントを埋入すると、高い確率で強固に両者は結合するのです。インプラントの利点は、治療が成功すると、自分の歯と同じような感覚で物を噛むことができます。また、入れ歯やブリッジのような手法とは違い、周りの健康な歯を傷つけない手法です。
インプラント本体
インプラントに土台を連結したところ
口腔内にインプラントを埋入し、その上に土台をたてて、白い冠をかぶせたところ。
↓ 模型上でのイメージ
術前 歯根のないところに...インプラントを埋め込みます。
次にインプラントの上に土台をたてます。土台の上に白いかぶせものか、金歯をかぶせて完成です。
インプラントのレントゲン写真 ↓
院長「釜井」の左下にインプラントを2本埋め込みました。2003年に埋め込んだブローネマルクシステムのインプラントです。レントゲンで見るとこの様な状態です。埋め込んでから約20年経っております。2023年5月6日現在、今でも天然の歯の様にしっかり噛めます。
症例 かまい歯科医院にて、上の前歯1本の欠損をインプラント治療により白い歯を入れたケース ↓
顎骨肉にインプラントが埋入してある。
当院では、ノーベルバイオケア社の、ブローネマルクシステムというインプラントを使用しております。ブローネマルクのインプラントは、数あるインプラントシステムの中で、一番歴史が深いメーカーで、信頼性に富むものです。ブローネマルクのインプラントは、日本をはじめ、世界各国でゴールドスタンダードと、評価されております。
一般的な費用
1本 410,000円上部構造込み(消費税別途)
2本同時埋入 770,000円上部構造込み(消費税別途)
3本同時埋入 1,130,000円上部構造込み(消費税別途)
ケースにより追加の処置が必要となる場合があります。下記参照
CT撮影 20、000円程度(消費税別途)
サージカルステント作製 100,000円(消費税別途) サージカルステントとはインプラントを最適な位置に埋め込むためのガイドとなる手術用のマウスピースです。
骨造成 100,000円(消費税別途)
インプラント埋入部位に骨の量が足りない場合に骨造成が必要となる場合があります。骨造成とはインプラント埋入部位に骨補填材を置き、その上に吸収性の膜でカバーをする処置です。やがて骨補填材は骨様組織に置き換わることが期待できます。吸収性の膜は、ガイストリッヒ社のバイオガイドを使用します。骨補填材はガイストリッヒ社のバイオオスを使用します。
部分入れ歯 ↓
2歯欠損
部分入れ歯を装着したところ。支えとなる2歯は大きな負担がかかる
1歯欠損にブリッジを装着するケース。↓
3歯分のブリッジ。
1歯欠損を補うために両隣の2歯を原則全周削ることになる。
1歯欠損に対し、3本分のブリッジで対処する。